WordPressのパーマリンク(パーマネントリンク)設定とスラッグ変更方法
目次
パーマリンク(パーマネントリンク)とは
WordPressでテーマのインストールが完了したら記事を書く前に設定しておきたいことがあります。
それは、「パーマリンクの設定」です。
パーマリンクとは、「パーマネントリンク」を略称したもののことです。
簡単に言うと、記事毎のページを表すのURLのことです。
例えば、今回の記事でいうとURLは「 http://kokoro39.com/wordpress-permalink/ 」
ドメインより後の「wordpress-permalink」の部分がパーマリンクとなります。
パーマネント(permanent)の意味は「半永久的」。
つまり、一度作成したURLは基本的に後から変更するべきではありません。
もし途中で変更してしまうと、
- 検索結果に表示されたリンクをクリックしてもページが表示されなくなる。
- SNSの「いいね」や「ツイート」がリセットされる。
など、アクセス減少や検索エンジンの評価に響いてしまうなどの恐れがあります。
そのためパーマリンクの表示形式を始めに設定することがとても重要となります。
では、どのようにパーマリンク設定をすればよいのでしょうか。
今回はWordPressのパーマリンク(パーマネントリンク)の設定について詳しく解説していきます。
理想的なパーマリンク
パーマリンク設定を変更せず、最初の設定のまま記事を投稿した場合。
その記事のURLは「http:///example.com/?p=123」という形式になります。
ユーザビリティ(使いやすさ)と検索結果に良い影響を与えるパーマリンクにするために3つのポイントをお伝えします。
- できる限りURLは長すぎず短くシンプルにする
- URLを見ただけでページ内容のがわかる
- ハイフンを使って区切る
URLは長いものよりシンプルにすると見た目も良いです。
パーマリンクを設定する際、キーワードが複数ある場合はハイフン(-)で繋げるといいでしょう。
これらはGoogleガイドラインで推奨しています。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。
論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
URL では区切り記号を使うと効果的です。
http://www.example.com/green-dress.html という URL の方が、http://www.example.com/greendress.html という URL よりずっとわかりやすくなります。
URL にはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。
WordPressのパーマリンクの設定
それでは、実際にWordPressでパーマリンクの設定をしていきましょう。
WordPressでは、デフォルトとよく使われている形式や自分の好きなパーマリンクが設定できるカスタム構造があります。
パーマリンクの設定は、ダッシュボード【設定】→【パーマリンク設定】の順で選択することで表示されます。
●デフォルト
●日付と投稿名
●月と投稿名
●数字ベース
●投稿名
●カスタム構造
設定したい形式にチェックを入れ【変更を保存】をクリックすると設定が完了します。
「デフォルト」
初期の状態では「デフォルト」にチェックが入っているかと思います。
http://example.com/?p=123
「123」は、記事作成時にそれぞれ自動的に割り振られるIDのことです。
シンプルな構造ではありますがURLを見ただけではどんな記事かわかりません。
「日付と投稿名」と「月と投稿名」
「日付と投稿名」は、記事の年月日とタイトルがURLになります。
http://example.com/2016/12/24/記事タイトル/
「月と投稿名」は、記事の年月とタイトルがURLになります。
http://example.com/2016/12/記事タイトル/
「記事のタイトル」は、タイトルがそのまま入ります。
日本語のタイトルの場合は日本語を含むURLとなります。
日本語URLの場合、タイトルが長いとURLも長くなってしまいます。
そのため記事の内容が分かる英語に変換している方が多いです。
記事タイトルを英語など任意の文字に変更したい場合は、記事作成時に「編集」ボタンをします。
ダッシュボード【投稿】→【編集】
「数字ベース」
数事IDが入ったURLになります。
http://example.com/archives/123
デフォルト形式同様に自動的に割り振られるIDのことです。
デフォルトとの違いは、デフォルトの方はパラメータ(?p)が入っていますが、数字ベースには入っていません。
数字の場合はURLを見ただけでは記事がどういう内容なのかわかりません。
「投稿名」
この形式は、記事のタイトルがそのままパーマリンクに反映されます。
http://example.com/記事タイトル
「記事のタイトル」は、タイトルがそのまま入ります。
日本語のタイトルの場合は日本語を含むURLとなります。
日本語URLの場合、タイトルが長いとURLも長くなってしまいます。
そのため記事の内容が分かる英語に変換している方が多いです。
記事タイトルを英語など任意の文字に変更したい場合は、記事作成時に「編集」ボタンをします。〔上記の「日付と投稿名」と「月と投稿名」参照〕
カスタム構造
カスタム構造では任意のパーマリンクを設定できます。
パーマリンクで表示させる項目には下記の「構造タグ」を使用します。
構成タグは組み合わせることもできます。
構造タグ
%year%
投稿された年を4桁で取得します。例えば、2004です。
%monthnum%
投稿された月を取得します。例えば、05です。
%day%
投稿された日を取得します。例えば、28です。
%hour%
投稿された時(時間)を取得します。例えば、15です。
%minute%
投稿された分を取得します。例えば、43です。
%second%
投稿された秒を取得します。例えば、33です。
%post_id%
投稿の固有IDを取得します。例えば、423です。
%postname%
投稿の投稿名を取得します。
%category%
投稿のカテゴリーを取得します。サブカテゴリーは入れ子にされたディレクトリとして取得されます。
%author%
投稿の作成者を取得します。
カスタム構造の設定方法
あなたが設定したいパーマリンクはどのような形式ですか?
決まりましたら【カスタム構造】にチェックを入れ、空欄に「構成タグ」を入力します。
「構成タグ」の前後には「/(スラッシュ)」を付けてに入力しましょう。
例1)「カテゴリー名」と「投稿名」の場合
カスタム構造に「/%category%/%postname%/」と入力します。
URLを見ただけでどのカテゴリ記事であるのか見分けることができます。
ただし注意することがあります。
パーマリンクにカテゴリー名を指定した場合、のちにカテゴリー名を変更してしまうとURLも変わってしまいます。
その為、カテゴリー名を変更しない場合にのみ使用することをオススメします。
例2)「投稿名」の場合
カスタム構造に「/%postname%/」と入力します。
例をあげた2つはURLを見ただけで記事の内容が想像できます。
「投稿名」は日本語のタイトルの場合は日本語を含むURLとなります。
日本語URLの場合、タイトルが長いとURLも長くなってしまいます。
そのため記事の内容が分かる英語に変換している方が多いです。〔上記の「日付と投稿名」と「月と投稿名」参照〕
カテゴリースラッグを変更する方法
「%category%」「%tag%」をパーマリンク設定する場合のスラッグを変更する方法です。
カテゴリースラッグを設定することであなたが設定したいスラッグを表示させることができます。
例えばカテゴリーが「スポーツ」、投稿名は「野球試合の結果」という記事を書いた場合。
カテゴリと投稿名は日本語のまま表記されますのでパーマリンクは、
【http://example.com/スポーツ/野球試合の結果】
となります。
記事タイトルを英語に変更する方法は上記の「日付と投稿名」と「月と投稿名」で解説した方法で変更できます。
では次に、カテゴリの「スポーツ」を英語表記の「sports」に変更する方法を解説します。
ダッシュボード【投稿】→【カテゴリー】を選択し、【クイック編集】からスラッグを変更することができます。
例で言うとスラッグを「sports」など同じような意味の英単語にするといいでしょう。
カテゴリと投稿名を英語表記に変更すると、
【http://example.com/sports/baseball-result】
となり、これでシンプルで記事の内容が想像しやすいURLになりました。
まとめ
パーマリンクは記事を書く前に設定することがとても大切です。
今回の記事を参考にして頂いてパーマリンクを設定してください。
形式に迷われたら「投稿名」かカスタム構造の「カテゴリー名」と「投稿名」を使うといいでしょう。
その他に、ワードプレスのセキュリティ対策を早めに行うことをおすすめします。
参考記事→【WordPressセキュリティ対策】Edit Author Slugを設定して乗っ取りや不正ログインを防ぐ!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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